西野そらの日々の事ごと

「書く」ことを暮らしのなかの一つに。日々の些事をどう受け止め、考えたのか。忘れないように。

タンジョウビ

「お誕生日おめでとう」

起きしなの夫に言われ、自分の誕生日に気がついた。

 ソウダ。キョウハ、タンジョウビ。

 

 母とわたし、わたしと長女はそれぞれ30歳の年齢差がある。

 ことしの3月、母が84歳になった日に電話をかけた。「お誕生日おめでとう」母を祝いながら、ことしで長女は24歳でわたしは54歳か。母の年齢で長女と自分自身の年齢を覚えるのだ。母が健康でいてくれるありがたさ。仕事の話をしながら、キリリとした顔を見せるようになった長女。自分が54歳になるとは。と、しみじみした。

 3月の時点でしみじみと年齢を味合っているものだから、誕生日を待たず、母とともにわたしも年を重ねたような気になる。 53歳のおよそ半分を54歳と思いながら過ごしているわけだ。誕生日がきたら55歳かぁ。53歳だというのに55歳と思い込んでため息までついたりして。

 55歳を覚悟していたのに、ふと53歳であることに気が付くこともある。そんなときはなんだ、まだ53歳じゃないの!自分の年齢がいったりきたりしながら本当の歳があやふやになってゆくのだ。

 

 ソウダ。キョウハ、タンジョウビ。

はっとする。いくつになったんだっけ。一瞬、一つ多く鯖読み55歳と思う。で、気がつくのだ。

 ちがうちがう。今日からが、54歳のはじまりなんだわ。

 

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誕生日に夫が買ってきてくれました。

会社の近くの和菓子屋で

時々買って食べるのだそう。

ラム酒がきいたラムレーズン大福。

西野 そら