西野そらの日々の事ごと

「書く」ことを暮らしのなかの一つに。日々の些事をどう受け止め、考えたのか。忘れないように。

星座

 先日のこと。

 天秤座であるというOさんが書いた、天秤座の性格たるものカクカクシカジカであり、どう扱われると嬉しく、どういう扱いを受けると煙たくなるかという、さながら天秤座取扱説明書のようなエッセイを読み聞かせてもらった。

 これまでわたしは占いの類を眉唾もので見聞きしてきた性分である。天秤座がどの月生まれにあたるのか知らないし、ましてや星座や血液型で誰かの性格を想像するということはなかった。それだから世の中では共通認識であるのかもしれない天秤座の性格というものも知らなかった。

 Oさんの読み進めるエッセイを聞き逃さないよう目を閉じ、頭の端っこで捕まえた言葉のイメージを広げる。不意に妹の顔が浮かんだ。エッセイに書かれている性分や他者への対応が少しずつ妹に重なったのだ。天秤座のOさんが他者との関わりにおいて「胸の内では実はこう思っている」という本音を書いているところで、妹は天秤座にまちがいないと思ったほどである。

 Oさんの描く天秤座の性格がどういうものであったか、ここでは省くが、わたしがインターネットで検索した天秤座の特徴とそう、かわらぬことが書いてあったと記憶している。

 

「9月26日は天秤座ですか」

果たして妹は天秤座であった。

 

 しかしである。Oさんのエッセイを聞いている途中、「アタシ、天秤座だっけ?」と錯覚しそうになるところはあり、星座占いとはそれぞれの星座の特徴的な性格傾向ということであって、性格的特徴の感情や意志は誰しもが持ち合わせているのだろう。そんなわけで、どの星座の特徴をみても自分自身と当てはまる部分はあるような気もするし、今日は蟹座なわたし。とか、今日は牡牛座なわたし。と違う星座をよそおうのも楽しかもしれない。

 

 そうだ。山羊座の夫と乙女座のわたしの相性はそう悪くないらしい。占いを眉唾もので見聞きしていたわたしではありますが、、妹を想像させたOさんのエッセイを聞いたあとは、そりゃあ、インターネットで星座検索をしましたたとも。

 占いに精通しているあなた、乙女座が書きそうなことだなんて、笑っていやしませんよね?

 

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妹がお福分けしてくれた蕪と青梗菜。

西野 そら