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西野そらの日々のこと 

「書く」ことを暮らしのなかの一つに。日々の些事をどう受け止め、考えたのか。忘れないように。

なんか、ちがう

 昨年(2015年)の2月に車が来てから、ずいぶんと暮らしかたが変わってきました。

 とりわけ変わったのは買い物。向かう先は増えてゆくも回数は激減しています。

 それまでは徒歩5分のスーパーマーケットで週3、4回食品を、徒歩7分のドラッグストアで週1回日用品を調達していたのが、週末の買い物でほぼこと足りるのです。買い物に費やしていた時間を、そっくりほかのことに当てられるようになったというわけです。本を読んだり、パソコンに向かったり。これは車がもたらした良き点。

 

 運転に慣れるほどに……。

 そうそう、運転に慣れてゆくのはわたしではなく夫です。それを書いておかねばなりませんでした。

 ペーパードライバー暦20余年の夫は、2月に運転を再開して以来、加速度的に運転好きと化しています。夫が運転に慣れてゆくかわたら、魚が新鮮で安い店はここ、良質の肉が安いのはここ。日用雑貨がお得なのはここ、酒の種類が豊富で安価なのはここ。と、買い物エリアの広がること広がること。家から距離があろうとも、なんのその。

 

 されど意気揚々と運転する夫の隣で、わたしはぼんやりとこんなふうに思っているのです。

「なんか、ちがう」

 

 昨年の9月、夫の実家がある新潟へ行ったときのことです。

 そう、車での帰郷でした。連休中の移動であったとはいえ、まさかあれほど時間がかかるとは……。

 新幹線を使えば実家まで3時間半もあれば着くところを、往路は6時間以上を要した。サービスエリアでの停車時間はあるとしても、およそ5時間。

 うたた寝するにはちょうどいい。が、運転する夫の横で眠るのは気がひけます。本を読もうにも、そんなことをすればたちまちはじまる車酔い。

 車窓の景色を眺めるほかなにもできずに、5時間が過ぎてゆきました。

 新幹線ならば読書も睡眠も、車窓の景色だって楽しめる。新潟駅に着けば歩き、寄りたいところにだって寄れる。まさに東京から新潟まで移動したと実感できる……のに。

 往路は初めてのことで緊張感があったからこんなものかと思えたものの、復路でついに確信した。  

   時間がもったいない   

「なんか、ちがう」はこれだったのです。

 

 週末や休日、買い物兼ドライブ(あるいは、ドライブ兼買い物)のために、わたしはそうとう長い時間座っているだけのひととなるのです。

 これは車がもたらした悪しき点。

  

 まあ、なにごとにも善し悪しがある。そう遠くない時期に、ただ座っていいるだけの時間が至福の時間に変わるかもしれないし。悪しき点などと宣言してよいのやら。

  とはいえ。いまのところ、ただ座っているだけの時間は、誠に難儀なことでございます。

  

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今朝、窓から見えた風景です。

日陰部分の凍った歩道が、歩きにくそう。

踏ん張って歩かなければ……。

西野  そら