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西野そらの日々のこと 

「書く」ことを暮らしのなかの一つに。日々の些事をどう受け止め、考えたのか。忘れないように。

知るを楽しむ

今週のお題「今年買って良かったモノ」

 

 ある日。

 午前10時半、JR両国駅西口に降り立つ。目的地は相撲博物館

 

 目的地は相撲博物館であるが、実のところ相撲は若貴ブームの時代にテレビ中継を見た程度である。それも若貴が登場するわずかな時間ばかりの視聴者であったから、にわかファンにも及ばない。取り組みが観たいというよりは、渦中の人の言動みたさであったのだろう。

 つまりはあれ、ミーハーですな。

 ことほどさように、若貴のお家騒動以降、相撲人気が下降するのと同じくして、テレビでの視聴もなくなっていった次第である。 

 その後も相撲界は暴行事件、八百長問題、大麻事件と事あるごとに世間を騒がせていたようだが、若貴ブームのような気楽さとは程遠いゆえ、わたしには数あるニュースのなかのひとつとして終わり、相撲への関心にはつながらなかった。 

 

 じゃあ、なぜに相撲博物館

 月に2回通う教室の仲間が企画してくれたのだ。

 しかし、いくら仲間の企画といえども、5、6年前ならば、さほど関心のないところへは、赴くか否かの考慮さえせずに行かない理由を考えていただろう。

 ところが歳を重ねるごとに知らないことの多さをひしひしと感じるからか、知ろうとする気持ちが湧いてくる。いや、湧いてくるほど積極的でないにしても、それまで関心のなかった事ごとにも、とりあえずは覗いてみようかしら、となってきた。

 このたびの相撲博物館見学も然り。

 相撲博物館のことはなにも調べず、言われた通りの場所に約束の時間より10分早く降り立ったというわけだ。

 それだから、連れて行かれるまで、相撲博物館国技館のなかにあるとは露知らず、思いがけず初国技館となり、にわかに浮き立つのであった。

 

 館内では、担当者の解説がなんとも小気味好く、聞きのがすまいと耳をそばだてる。

 相撲はその年の農作物の収穫を占う儀式として行われた神事であること。入門すると相撲教習所で半年間学び、教科のひとつには書道があること。国技館内の天井に飾られた歴代の優勝額(優勝力士の写真)は畳5枚分であること。

 知らないことばかりだ。

「へえー」「ほおー」と感心しきりに解説を聞きながら、子どもながらの楽しさもあるだろうけれど小中学校の社会科見学で来たんじゃ、こうは面白くないだろうと思う。

 若貴ブーム以来疎遠であった相撲が50歳を過ぎてにわかに近しくなった。更に近くなるかはわたし次第。

 

 歳を重ねる良さのひとつは、知るを楽しめること……近ごろ、そんなふうに考えている。 

今年だから買った本。買えてよかった本です。

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両国国技館のお土産屋さんで求めました。

まだサッと目を通しただけですが

イラストも味わいがあり、相撲初心者にも

わかりやすそう。

どんなひみつがあるか、これからじっくり

読んでみます。

西野  そら