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西野そらの日々のこと 

「書く」ことを暮らしのなかの一つに。日々の些事をどう受け止め、考えたのか。忘れないように。

お雛さまに詫びる

今週のお題「ひな祭り」

  2月中旬。雛人形が納めてある箱を開ける。

「そうだ、去年は念入りに納めたンだわ」

 お雛さまとお内裏さまをきれいに包んである薄葉紙。それをみてわたしは満足している。

 

 昨年は雛祭りを味わおうとする気合いに欠けていた。出さなきゃ。出さなくちゃ。と思いつつ、 雛人形の納めてある箱を開けたのは2月の最終日であった。箱を開けるや、

「……ごめん、ね」

胸の内で詫びる。

 御出ましのときにもかかわらず、暗い中に仕舞い込んでいたことも詫びる理由のひとつではあったが、それよりよくなかったのは、わたしは、お雛さまとお内裏さまを皺だらけの薄葉紙でいい加減に包んでいたのだ。

 長女の初節句を祝ってから19年。いつのまにか雛祭りの面白みが薄れていたのだろう。ここ数年、仕舞う段ではそうとうに気持ちが離れていたのだと気がつく。繰り返される事ごととを、慣れたつもりになって気持ちを向けずにしようなんて、まずい。

 そんなことがあって、去年は念入りに雛人形を包み丁寧に箱に納めたのだった。  

 

 さあ、ちらし寿司とはまぐりのお吸い物の支度にとりかかろう。

 

 

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 昨日(3月2日)父と母が届けてくれた

桃の花と菜の花です。

sora